結婚前調査の注意点? 個人情報の保護?調査のプロがしっかりと説明させていただきます! - ファクト調査事務所ファクト調査事務所

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結婚前調査の注意点? 個人情報の保護?調査のプロがしっかりと説明させていただきます!

婚活関連

2024.04.25

結婚前調査を依頼する際の注意点や個人情報保護について理解しておくことが大切です。探偵事務所の倫理と法的規定についても触れます。

1 結婚前調査の注意点について

探偵業者に結婚前調査を依頼する場合、その探偵業者が如何に慎重に調査を行なうかが重要な要素となります。特に「プライバシーの尊重」、「調査目的の明確化」「法的制約の理解」を中心にご説明します。

プライバシーの尊重

秘密
調査対象者のプライバシーを尊重することが重要です。不必要な情報収集や侵害を避けるため、調査内容を最小限に絞り込みましょう。
(1) 法的基盤と適切な手段の使用
探偵業者は法的基盤に基づいて調査を行います。依頼者の要望に応じて、張り込み、聞き込み、 尾行などの適切な手段を使用して情報を収集します。違法な手段やプライバシー侵害になる行為は避けます。
(2) 依頼者の同意と調査の目的
探偵業者は依頼者から正式な契約を結び、調査の目的を明確にして調査します。依頼者の同意を得て、必要な情報を収集します。
(3) プライバシー侵害になるケース
探偵業者は違法な調査法を避けます。例えば、盗撮や盗聴、不正な成りすましは違法です。 依頼者のプライバシーを侵害する行為は避けます。
(4) 適切な知識と技術の持ち主であること
探偵業者は適切な知識と技術を持ち、法律を遵守します。不正な成りすましや違法な調査法を行わないようにします。
(5) 情報の厳重な管理
探偵業者は収集した情報を厳重に管理し、第三者に漏洩しないようにします。
(6) 依頼者のリスクを最小限に抑えるための対策

探偵業者は法令を遵守し、依頼者のリスクを最小限に抑えるために努力します。依頼者は探偵 業者の信頼性を事前に確認し、違法な調査法を依頼しないようしっかりと打ち合わせをすることです。

調査目的の明確化

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調査の目的を明確にし、必要な情報のみを収集することが大切です。過剰な調査
は相手に不信感を抱かせる可能性があります。
(1) 契約書と調査目的確認書の交付
探偵業者は、依頼者と契約を締結する際に、調査目的確認書を交付します。この書面には、調査の結果を犯罪行為や違法な差別的取扱いなどに用いない旨を示しています。
(2) 広告や契約書類への記載
探偵業者は、自身が届け出を行った公安委員会の名称を広告や契約書類に記載する義務があります。これにより、消費者は業者の正当性を判断しやすくなります。
(3) 標識の掲示
探偵業者は、探偵業届出証明書の代わりに「標識」を事務所やウェブサイトに掲示します。標識には業者の名称や届出番号、届出を行った公安委員会の名称が含まれます。
(4) 違反行為に対する罰則
探偵業者は、違反行為を行うと20万円以下の罰金刑が科せられる可能性があります。罰則の強化により、業者は法令遵守の意識を高めることが求められています。

法的制約の理解

業務内容
個人情報保護法やプライバシーに関する法的制約を理解しましょう。
違法な情報収集は法的問題を引き起こす可能性があります。
(1) 探偵業務
探偵業務は、他人の依頼を受けて特定の人物の所在や行動について情報を収集することを目的とした業務です。具体的な調査方法には面接、聞き込み、尾行、張り込みなどが含まれます。探偵業者は、依頼者からの正式な契約を結び 調査の結果を報告する役割を担います。
(2) 免許の取得と届出
探偵業者は、探偵業法に基づく免許を取得する必要があります。免許を持たない者が探偵業を行うことは違法です。営業を開始する前に、都道府県公安委員会へ営業所ごとに届出を行う必要があります。
(3) プライバシーの保護
探偵業者は、調査対象者のプライバシーを尊重しなければなりません。違法な手段や方法を使って情報を入手してはなりません。収集した情報は正確かつ適切に報告する必要があります。
(4) 違反行為の制限
探偵業者は、法令を遵守し、違法な行為を行ってはなりません。例えば、住居侵入罪などが該当します。探偵業者は法的な権限を持たず、犯罪の捜査や逮捕は行えませんが、収集した証拠は有効な証拠として認められることがあります。
(5) 禁止される者
破産手続き中の者や違反歴のある者、暴力団員などは探偵業を営むことができません。

2 個人情報の保護について

秘密 バレル
個人情報の保護は、極めて重要な事柄です。取り敢えず知ることのできる情報はずべて調べつくすといった考えは、調査対象者の人権やプライバシーを侵害し、信頼関係を著しく損なう結果を招きかねません。個人情報についてしっかりと理解しておくべきです。

適切な情報収集

記録
調査で収集する情報は、調査の目的に合致し、適切な範囲で行われるべきです。
不必要な個人情報は避けましょう。
(1) 尾行や盗聴などの技術
探偵業者は、尾行や盗聴などの技術を使って情報を収集します。これらの技術は法的な制約を守りながら行う必要があります。
(2) 個人情報の取り扱い
個人情報を収集する際は、法的な規定を遵守しましょう。プライバシーの保護と法的な側面を考慮しながら情報を収集します。

情報の適切な保管

情報文字
収集した情報は適切に保管され、不正アクセスや漏洩から守られるべきです。
セキュリティ対策を徹底しましょう。
(1) ルールの整備
探偵業者は、情報の取得、利用、保存などを行う際のルールを整備する必要があります。個人情報保護管理士を常設して管理する等情報の適切な管理を実現できます。
(2) 情報の暗号化と制限
探偵業者は、USBメモリーや外部ストレージから情報を持ち出せないように制限をかけることが重要です。調査内容を取り扱うパソコンには、ブラウザメールにもアクセスできないように設定を施すなどの対策を講じることで、情報の漏洩を防げます。
(3) 個人情報の取り扱い
探偵業者は、依頼者から得た個人情報を適切に取り扱う必要があります。個人情報を暗号化し、アクセス制限を設けて不正なアクセスを防止することが求められます。
(4) 守秘義務の遵守
探偵業者は、依頼者の重要な個人情報を扱うため、守秘義務を厳守しなければなりません。

情報の共有と扱い

相談
調査結果は慎重に扱い、相手との信頼関係を損なわないようにしましょう。
情報共有の際には相手の尊厳を保ちつつ、問題解決を図りましょう。
(1) 情報共有の目的
探偵業者と依頼者は、調査対象や目的、必要な情報を共有します。依頼者は調査の方向性や目 的を明確に伝えることで、効率的な調査を進めることができます。
(2) 個人情報の取り扱い
探偵業者は、依頼者から提供された個人情報を適切に管理しなければなりません。個人情報は 法的な規定に従って取り扱われ、不正なアクセスや漏洩を防ぐための対策が講じられます。
(3) 情報の保管と共有
収集した情報は適切に保管され、必要な範囲で共有されます。依頼者には調査結果が報告され、必要に応じて証拠として提供されます。
(4) 守秘義務
探偵業者は、依頼者の情報を守秘する義務を負います。守秘義務は法的に厳格に規定されており、情
報の漏洩は避けなければなりません。
(5) 情報共有の方法
情報は書面や電子メール、口頭で共有されます。依頼者と業者は、適切な方法で情報をやり取りします。

【まとめ】

ガッツポーズ
探偵業者に依頼する際には、以上のことをしっかりと理解した上で依頼を行うことが重要です。また、漠然とした情報収集を依頼すると期間と費用を浪費するだけでなく、違法な調査を行なうこととなり、結果的にすべてが無駄になるケースもあります。
しっかりと理解した上で、適切な探偵事務所を選定して依頼しましょう。
弊社は、個人情報保護士による適切な管理と法律の知見を持つ元警察官が調査を行なっております。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。



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